中華食堂 一富士
中華食堂 一富士
022-256-2314
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人気の名店、隠れた名店の主人が、自ら至極の一杯を喰う!語る!!
漢方豚を丸一頭買い!肉のスープで味わう中華そば
中華そば(650円) / 中華食堂 一富士(仙台駅東口周辺)

【麺】
独自配合の小麦で作る自家製中太縮れ麺。加水は低すぎず高すぎず、もちつるの喉ごしとパッツリの歯切れのバランスをこだわっている。
【スープ】
漢方飼料を食べて育った漢方豚を一頭買い。ハラミなどの肉から出汁をじっくり抽出した清湯スープに、煮干しでコクをプラス。香味野菜などは加えず、漢方豚の香りや旨味を楽しめるよう調整。カエシは、青森県の薄口醤油と濃口醤油をブレンド。漢方豚の背脂から作る自家製ラードを仕上げに加え、香りやまろやかさをアップ。
【チャーシュー】
漢方豚の肩ロース、またはロース肉を使用。下味は控えめで、豚の甘み・旨味を楽しめる。
【その他のトッピング】
自家製メンマ、ネギ
「店主、自ら味わう」
漢方豚一頭買いだからこそできる、全て余すことなく美味しく頂くお店です。

料理長の渡部さん
現在は、10種以上の漢方を餌にした漢方豚を一頭買いし、肉や内臓、全て余すことなく美味しく食べられるお店として営業しています。中華そばのスープを取ったハラミ肉も、タレやニンニクなどで調味し、トロトロ柔らかい「おつまみチャーシュー」として提供したり、カレーや麻婆豆腐にも、漢方豚を使用しています。皮から手づくりしている「餃子」はテイクアウトでもオススメです。2階ではホルモン焼きを中心に提供しているので、2階でホルモンを食べて、1階で〆の中華そば、といったご利用のお客様は結構多いですね。
長年愛されてきた『新富士』の魅力を残しつつ、『一富士』の美味しい漢方豚メニューを是非楽しんでいただきたいです。
「みやラボ!いただきます」
臭みは皆無!"肉から取ったスープ"だからこそ生まれる味わいに感動!
昭和レトロな店内と相まって、ノスタルジックな盛り付けに胸が躍る。丼から漂う香りは、野性みがありつつも上品さも感じる。
早速、スープをひと口。ぐわっと濃い豚のコク・旨みが広がり、じわっと醤油・煮干しの風味が後を引く。臭みやクドさは、ほとんど無し。脂・コラーゲンなどのおかげで、咥内に留まる旨味の余韻が堪らない。"ガラのみだけでは無く、肉から取ったスープ"だからこそ生まれる味わいなのだとか。卓上のブラックペッパーで、キリッと締めた味変もオススメ。
麺は、パツリとした歯切れもありつつ、程よい弾力も。他には無いバランスで"漢方豚"というスープにも負けない存在感。縮れもしっかりめ&角あり麺なので、スープの絡みも良い。
漢方豚チャーシューは、柔らかい赤身とプルプルの脂身。筋などは気にならず、噛むほどに旨味のジュースが溢れ出す。自家製メンマも、乾燥メンマの戻し・味付けなど5日程手間暇かけられた逸品。歯応え抜群でしっかりと味が染みている。太めだが一口サイズなので食べやすく、お店の心遣いが感じられる。
シンプルながらも奥深い、いや、沼が深い一杯。特に、動物系好きなら是非お試しあれ!(取材: みかん)